バレンタインでしたね。なぜか私も急に書きたくなったので、拍手を更新してみました……出遅れましたが。うちはネリ好きなだけでやってるサイトなので、見かけ通り大したこと無いんですけど、それでも拍手してくれる人が居たりするので本当にありがたい話です(涙)
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ベンジャミン・バトンを観ました。若返っていく話です。
感想を述べますと
長い……3時間くらいあります。しかも、ずーっと、淡々としていてですね……
淡々と三時間というのはあまりにも長い。もっとはっきり言えば、その……面白くは無い。
内容は、ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』にちょっと似ている。あっちは、脳に障害のある(だったかな)主人公が治療で一時期天才になり、それからもとの状態に落ちていく話だけど。アルジャーノンの主人公は恋人と釣り合う普通の知能でいられる間だけしか、ベンジャミンは逆行する年齢の中恋人と釣り合う年でいられる間だけしか、愛する人と触れ合えないという点では、似ているかなと。
ただ、ベンジャミン・バトンの方は、主人公の感情が表される場面が殆ど無くて、今一つメッセージ性が感じられなかった。
彼は本当に、淡々としててですねえ。
ベンジャミン・デイジー揃って晩年で、見かけはもう二十歳程のベンジャミンが年相応に老いたデイジーと愛し合った後、ホテルの中で彼女が着替える後姿を黙って見ている場面があるんです。もとはダンサーで、身体のラインが美しかった彼女だけれど、年が年だから。そのときの後ろ姿は弛んで崩れていて、それは衝撃的な画なんですよ。が、彼が何を思って見ていたのか、さっぱりわからない……何も言わないし。表情にも出さないし。
ただしこの映画!!!見所があります。
映画後半に出て来る、ブラピの若い頃。
本当に美しいです、素敵です!こんなにカッコいい人が、この世にいたんだって思う程。
テルマ&ルイーズのときなんかも若かったけど、何だろ、このベンジャミンの薄い役どころかなあ?とても透明感があって、綺麗でした
あと何気に、ケイト・ブランシェットのみでなくティルダ・スゥイントンが出ていて嬉しい
「ロシアに来てワインとチーズなんて。やはり、キャビアとウォッカよ」って台詞が、痺れました!
先月はさっぱりでしたが、今はラインナップいいですね。「ハイスクール・ミュージカル」「マンマ・ミーア」等、面白そう。「チェンジ・リング」も楽しみです
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