「なあ、Dr.テンマ。晴れたらまた、このヴィムも連れて、ピクニックしような……
上手いワインと……上手いチーズを持ってな……
悲しい……
自分が死ぬから悲しいんじゃない……
自分の子供が死んだのが……今、悲しい……
人間は、感情を無くすことはできない。感情は、どこかわからないところに迷い込んでいたんだ…
まるで、俺宛にだした手紙が、何十年も経ってから届いたみたいだ……
これが本当の悲しみか……
これが、幸せか……
超人シュタイナーの最終回……きっと、彼は……人間に戻ったんだ……」
【原作・浦沢直樹/Monster Chapter.71「超人シュタイナーの怒り」 by ウォルフガング・グリマー】
たとえ2次元の作り物であっても、「あー、なんか死んじゃったね、そういえば」みたいなキャラがいることが、私は気持ち悪くてダメなのかもしれません。Monster界のトップアイドル、グリマーさんのようには、そりゃあいかないかもしれないけど。マウラーさんのように出番の少ない人でも、死んだらすごく悲しい気持ちにさせるのが浦沢マジック……見習いたいよね。
こんだけMonster信者の私でも、変だと思うところはありますけどね。
「わからない」といわれがちのラストではなく、フランツ・ボナパルタがアンナに惚れて改心したのは、いつなんだ(双子の片割れ誘拐~赤い薔薇の屋敷の惨劇の間か?そのまえなら、何で誘拐したんだ)ってところです。でも、そんな疑問なんて吹き飛ばすほど1話1話に感動したから構わない。
で、昨日ギアスR2の6話で「よくわからない」と言ってたのは、
目と足の不自由な総督が来た
→世間の同情をかう
→(総督に敵対する)ゼロの心象が悪くなる
→(それを防ぐために)ナナリー総督を奪え
の、ルルーシュがこじつけた黒の騎士団内の理屈の流れなのね。これ、でも、ありなのかな……これで納得出来るのかなあ。ついでに、ブリタニア側がその程度の理由でナナリーを総督に据えるのって、ありなのかなあ。
ユフィのアレで、日本人のブリタニアに対する心象なんか、サイアクだと思うんだけど……多少体の不自由な女の子がきたところでさ、家族とか親類が裏切られて殺されたって思ってる中でさ……そんなの、効果あるのかな?
……私は……無いと思う。むしろ火に油だと思う。いくらなんでも、展開がヘンだと思う……
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